「KTG Katana "HAKUOU" Iai motion model」では、骨盤、右手、左手に アタッチした3本の刀の表示、非表示を切り替えることによって、抜刀や納刀、順手と逆手の持ち替え等を実現しています。 位置と角度の調整はとても面倒な作業ですが、特定のポーズで各々の刀の位置を合わせておく事によって、 よりスムーズな演武モーションを楽しめます。がんばってチャレンジしてみて下さい。
まず 、立った状態での納刀位置を合わせます。
HUDのセッティングエリアが表示されていない場合は、オレンジ色の右向き三角ボタンを押してスクロールして下さい。
ボタンを押して、右手にアタッチした刀 (以下「右手刀」) を表示します。 次に、立位納刀の ボタンを押して、納刀ポーズを取ります。
各ポーズアニメを停止させたいときは、コントロールエリアの
ボタンを押します。骨盤(Pelvis)にアタッチした刀(以下「腰刀」)
を右クリックして、パイメニューから[編集](Edit)を選択し、編集モードに入ります。
「腰刀」が選択状態になっていることを確認して下さい。
編集ツールの [グリッド使用] にチェックを入れ、「腰刀」を選択した状態のまま、
[ツール]メニュー >[グリッド用に[選択]を使用](ショートカット:Shift-G) を選択します。
下図のように、ルーラーモードが「参照」になっている事を確認してください。
これで「腰刀」の位置と角度を参照して、他のオブジェクトを調整する事が出来ます。
「右手刀」をクリックして選択します。(「右手刀」には、下図のように透明の「R」マークが付いています。)
CTRLキーを押しながら「右手刀」を回転させ、
「腰刀」の角度に合わせます。
回転ダイアルの外側までカーソルをドラッグして目盛にスナップすると、角度をピッタリと合わせる事ができます。
「右手刀」の X,Y,Z各軸の角度を、同様に調整します。
これで「右手刀」の角度を、
「腰刀」に合わせることが出来ました。
次に位置を合わせますが、「右手刀」と
「腰刀」では中心位置にズレがあるので、
参照+スナップで合わせる事はできません。
ルーラーモードを「ローカル」に変更して、見た目で合わせて下さい。
これも角度調整と同様に、X,Y,Z各軸に対して行います。
「右手刀」の位置と角度が、 「腰刀」とピッタリ重なったら、一旦編集ツールを閉じ、 立位納刀の
ボタンを押して、この位置を記憶しておきます。以降も、HUDのボタンを押すときには、一旦編集モードを抜ける必要があります。
次に、座った状態での納刀位置を合わせます。
座位納刀の ボタンを押して、納刀ポーズを取ります。
ボタンのすぐ下にある ボタンを押すと
「右手刀」が回転して柄握りが「逆手」になります。
編集ツールのルーラモードを「参照」に戻し、立位納刀と同じ手順で
「右手刀」の角度と位置を
「腰刀」に合わせて下さい。
間違って「腰刀」の位置を動かしてしまうと、
手順1からやり直しになってしまうので、注意して下さい。
座位納刀の
ボタンを押して、「逆手」状態の位置と角度を記憶します。次に、左手にアタッチした刀(以下「左手刀」)の位置と角度を、
位置調整済みの「右手刀」に合わせます。
「右手刀」は座位納刀の ボタンを押して、握りを「順手」に戻しておいて下さい。
ボタンを押して「左手刀」を表示します。
座位正眼の
ボタンでポーズを取ります。「右手刀」と 「左手刀」が重なって区別し辛いときは、 [ビュー]メニュー >[透明オブジェクトを強調表示]をチェックしておくと、 刀にリンクされた「R」「L」マークで選択できます。
まず、下図のように「右手刀」を選択した後、
Shift+G キーを押して参照元オブジェクトにします。
編集ツールのルーラモードが「参照」になっている事を確認して下さい。
編集ツールのルーラモードを、一旦「ローカル」にしておいてから、Shift-G キーを実行すると、確実です。
手順3,4 と同様にして、「左手刀」 の角度と位置を「右手刀」に合わせて下さい。
お疲れ様でした。 以上で調整作業は終了です。
「左手刀」はスクリプトによる位置の制御はしませんので
ボタンはありません。
調整結果を確認するために、立合之形、居合之形 を再生して見てください。 立位納刀、座位納刀の両方で、上手く鞘に納まっていますか?
結果が気に入らない場合は、納刀時の刀を納める方向などを良く確認して「腰刀」の位置と角度を
調整する必要があるかもしれません。
同時に、アバターの腕の長さなども微調整を検討してみて下さい。
セッティングエリア左下の
調整を最初からやり直したい時などに使ってみて下さい。